手汗は何科で診てもらうべき?

風邪をひけば内科、ケガをしたら(整形、形成)外科という具合に、だいたい症状によって自分が向かうべき診療科は認識できるものです。ただ、手汗の治療ともなると、さすがに少々迷ってしまうのではないでしょうか。

 

どこで受診する?

手汗や足汗を治療するためには、やはり皮膚科や整形外科、美容形成外科などの診療科がベターでしょう。近年では多汗症の専門科を設置している病院もあるようなので、まずは病院のホームページや電話などで確認して、受け付けているようならそちらの病院で診てもらうという考え方で問題ないでしょう。

 

手汗や足汗はメンタルの問題でもありますので、場合によっては心療科での治療ということも考えられますが、いきなり心療科に行くのではなく、まずは上記の皮膚科をはじめとする診療科に赴きます。手汗や足汗の原因は思われている以上に多様ですから、まずはその原因を探るために病院に行き、原因がわかったところで診療科を決定するという方向で治療するのがベターです。

 

 

皮膚科での治療について

皮膚科では、薬物治療やイオントフォレーシスを用いての治療が主流です。薬物治療では、主に塗り薬、神経遮断薬などが処方されます。基本的には対処療法ですが、急場をしのぐ治療という意味では最適です。

 

手汗や足汗があること自体で精神的な不安が大きくなる人もいますので、そういう悩みがある人は、ピンチのタイミングで皮膚科に行くという考え方が可能です。ちなみにイオントフォレーシスは、手を水道水に浸して微弱電流を流し、発生させた水素イオンが細胞に制発作用を働きかける治療になります。

 

比較的手軽、気軽な治療方法でコストもそこまでかからないので悪くないとは思いますが、1回だけで結果が表れるとは思わないほうがよいでしょう。

 

 

整形外科での治療について

整形外科で行う治療は、主に手術です。手術とは言っても、内視鏡を駆使した比較的簡単なオペですから、そこまで負担が大きくなることはないでしょう。手汗抑制のための手術はETS手術と呼ばれ、脇の下から内視鏡を入れて、手汗の原因となる汗腺にシグナルを送る交感神経をカットする手術になります。

 

オペ自体はわずか20分ほどで終わります。もちろん日帰りオペです。保険適用範囲内のオペですが、10万円くらいはみておく必要があります。ただし、手汗が完全に遮断される分、他の部位の汗の分泌が増えるリスクはあります。

 

 

美容形成外科での治療について

美容形成外科では、ボトックス注射による治療が主流です。ボトックス注射は汗腺の機能を低下させて制汗作用を期待する治療です。ただ、ボトックス注射の場合、一定期間の効果は期待できますが、だいたい半年程度が有効期限といわれます。そのため、定期的に注射する必要がある治療です。

 

身体的な負担はごく軽微な注射なのでメリットは大きいですが、ボトックス注射は自由診療であるため、料金体系は病院によって異なります。一般的な相場はだいたい1回5万円〜10万円というところでしょう。

 

その他の治療方法

いわゆる心療内科での治療も可能です。ただし、上でも触れた通り、手汗の原因は多様なので、心のケアが必要な場合のみ、心療内科で治療を行うことになります。簡単に言ってしまえば、ストレスや不安に打ち勝つ訓練を行うのが治療の目的になります。

 

さらに、自律神経系の正常化も目的とするのが心療内科の治療です。こちらの治療もある程度の時間が必要になりますので、長期的に手汗や足汗を改善していくという考え方が必要です。

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