冬の手汗の原因と対策

冬は汗をかきにくい季節ですが、手汗に限っては例外です。むしろ冬のほうが手汗に悩まされる人が多いといっても過言ではないでしょう。その理由について考えます。

 

まず手汗の原因を探る

一般的な発汗作用は、体温調節という目的達成のための生理現象です。しかし面積が小さい手で体温調節をしたところでほぼ意味がありません。手汗は、体温調節とは別のメカニズムで分泌されます。ですから冬に分泌されたとしても、不思議なことはないのです。

 

手汗の原因は多様ですが、最も典型的な可能性は、自律神経系のバランスを欠いていることが挙げられます。自律神経系は、交感神経系と副交感神経系の優劣によって互いにバランスをとりあっていますが、このバランスが崩れることで、いろいろな問題が生じます。

 

特に、交感神経系が副交感神経系に対して優位な時間が不当に長いことで、発汗作用が起こりやすくなり、手汗も分泌しやすくなるのです。緊張すると手汗を分泌しやすいですが、これは緊張によって交感神経系が副交感神経系に対して優位に立っているからです。

 

逆に、手汗の原因を排除すれば手汗の悩みが解消されるわけですが、自律神経系のコントロールは意識とは別のところで行われるため、一般的には極めて難しい問題なのです。

 

 

どうして冬に手汗が多くなる?

人間の身体というのは、気温が低ければ低いほど緊張状態になりやすい性質があります。寒いときには身をすくめてブルブル震えたりしますが、この「身をすくめる」という動作はまさに緊張を表しています。ホラー映画などを見ている人が、全身脱力状態でリラックスしていたなどという話は聞いたことがないでしょう。

 

寒い時期も、ホラー映画を見て緊張状態にあるときとある側面では似ているのです。やはり寒い時期には血流が悪くなるため、副交感神経系の働きが弱まりがちです。そのため、冬は交感神経系が優位に立ちやすいのです。これが手汗という形で現れるのです。

 

 

冬の手汗対策はいかに

副交感神経系が交感神経系に対して優位に立っている時間が長くならないと、発汗作用はなかなか落ち着いてくれません。ですから、冬の手汗を解消するためには、停滞しがちな血行を促進して、副交感神経系の働きを高める必要があります。

 

そのための方法としては、入浴や岩盤浴、サウナ、マッサージなどが有効です。半身浴のように長時間リラックスできる入浴は特に有効です。じっくり時間をかけて身体の芯から温めることができますので、血行促進の効果は非常に高く、手汗解消のための作戦としてはおすすめです。

 

他にも、リラックス効果を高める入浴剤を入れるとか、入浴後に身体を冷やさないなどの工夫もしたいところです。岩盤浴やサウナに関しては、毎日通うものではないですが、週1ペースでも血行促進効果は高いです。

 

あとは、特に運動不足の人は運動を取り入れること、肩こりがある人は首回りを温めること、身体を冷やさない飲食を心掛けることなどが挙げられます。どれも副交感神経系の働きは活性化できますので、あまりあせらず、じっくりと時間をかけて手汗解消に取り組んでいただきたいと思います。

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